意思伝達装置

正式には、

「重度障害者用意思伝達装置」といいます。
略して、意思伝とか意思伝達装置とも呼ばれています。

デジタル機器(パソコンやマイコン)を用い、マウスやキーボードの代わりに、外部スイッチを使って「文字」入力を行い、その文章を装置が「読み上げ」てくれる機器です。

手足の自由や声を失い、意思疎通が困難な方が、指先や足などでスイッチを操作して、自らの「言いたいこと」を伝えることができる道具のことです。最近はスイッチ操作の他に、視線による操作が可能な機器も増えてきました。

「視線入力式」意思伝達装置の、操作例をご紹介します。

視線でキーボードの「文字」を選んで、注視(一定時間見つめる)することにより「文字」を確定します。次に「発話」を注視することにより、選んだ文字を装置が「読み上げ」てくれます。

意思伝達装置は、「文字入力→読み上げ」だけでなく、音(ブザー)を鳴らして人を呼んだり、テレビなどをリモコンのかわりに操作したり、インターネットやメールを使ったりすることもできます。

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