Ontennaを試してみました。

スタッフiです。ちょっと訳あって、富士通で開発されたOntenna(オンテナ)という機器を入手しましたので、簡単なご報告(あくまでも個人の主観的なものです)をさせていただきます。
Ontennaというのは、マイクで音を拾って、振動と光に変換する、というシンプルな機能を持った機器で、ヘアクリップのように髪の毛につけたり、襟元に付けたりして使います。さまざまな利用方法があるようですが、聴覚に障害のある方がこれを使えば、外部の音を振動や光で感じることができます。
本体と充電器、充電器とUSB端子を接続するUSBケーブルがセットになっています。本体と充電器の接続は、本体を充電器に置くだけです。
オンテナと付属品
本体にはスイッチ1つとボタンが1つ、マイクと内蔵LEDと振動素子がついています。スイッチはOFF、シンプルモード(本体だけで使う)、スマートモード(別売のコントローラと無線で接続して使う)の切替ができます。ボタンは短く押すたびに光の有無を、長押し(3秒)で感度(音ズーム機能:オン時60dB~90dB、オフ時80dB~90dB)の切替ができます。感度は60dB以上だと通常の会話レベルの音でも反応し、80dB以上だとかなりの大声や大きな音に反応します。静かな屋内では60dB以上にして普通の会話に反応するようにし、屋外では80dB以上にしてクラクションなど大きい音に反応するようにする、といった使い方が出来そうです。


※音ズーム機能オフでの動作。音の大きさと光の強さが比例し、大きな音だと本体が強く振動して、少しずつずれていっているのがおわかりいただけますでしょうか。

[付記] 実際にこれを胸元に付けて買い物に行ってみました。いろいろな音があふれている環境だと、思ったようには反応してくれません。服に付けると服のすれる音に反応したりもします。振動しても音がどこから来ているかは分かりません(原理的に当然ですが)。使いこなすにはいろいろ工夫がいるように思います。電池の保ちですが、連続して振動させるような使い方でなければ、けっこう長い時間大丈夫そうです。今回試してみた間(約7時間)は、電池は保っていました。

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